2018年6月以降の病の顚末


6月 福岡市での国際会議ALCW2018に参加。

   高級生魚料理を食したが、その夜腹痛とひどい嘔吐。これはてっきり「アニサキス」と思った。

   しかし、その後1週間、体調不良が続く、嘔吐はないが、なんだか、おかしい。

   そこで水曜日に町医者に係る。ミゾオチあたりが痛いというと、胃のあたりが固いかも、

   ということで、土曜日に内視鏡をしよう。となる。

   木曜日、高血圧の主治医の診察。何も起きず。この医者は患者に触れない。話だけ。

   金曜日、別件の検査日:この医者が私を見るなり「君目が黄色いよ!黄疸だ」病院を紹介するからすぐ行け!知り合いの医者を紹介され、検査の始まり。

  教訓:医者は3人必要だ!


   ここから内科での検査入院:X線、内視鏡、CTと続き、胆汁を口から排出するホースがついて入院

   口のホースから出た胆汁を飲む羽目にも。。。

   この間も超音波、MRIと検査は続き、ついに診断が:すい臓癌、ステージ2

   すい臓は、胃や肝臓の裏あたりにあり、みつかりにくく、ガンはさらに発見が困難な臓器らしい。 すい臓は、たんぱく質を分解する(溶かす)液を分泌する臓器で、十二支腸にすい液をだす。

   ここは胆汁の出口ともほぼ一致している場所。すい臓がんが大きくなります(〜2cm)、癌が肥大し、胆汁の出口を圧迫して、消化系統に排出される、他の体内に入って、黄疸になっている。

   というのが見立。

   癌となるとどう処置するかで、内蔵外科医師の出番。検査入院から本入院。内臓外科医師の最大の杞憂は癌の転移。あらゆるところを調べ上げる。PETはこの病院にないので、試験できず。

   その結果、まあなさそうなので、黄疸が回復したら、手術と決定。ただし、腹を開けてみて転位があったら、何もせず閉めると言う。手術は十二指腸を切りとり、そこに繋がる胆管と膵管を腸に再接続し、この腸を胃に繋ぐ。胃も一部十二指腸と一緒に切り取る。という結構な手術PDと呼ぶらしい、出会った。当人は麻酔のおかげで何もなし、痛みもない。

   手術後も痛みがあればする緩和薬(痛み止め、昔ならモルヒネ?)で痛みは回避。約一週間して、痛み止めの中毒から脱する。この時、ヤク中からの脱薬症状が寒いとかいうのが分かる。