自然とのふれあい
自然のなかにひそむ様々な現象を体験しながら学ぶことは楽しいことです。
「自然 のなぞ」は、見たり、聞いたり、さわったりして、楽しく学ぶ「場」を提供するものです。自然は不思議なことのたくさんある遊園地です。こうした催しを通して自然科学に対する興味がわいてくることを期待しています。「自然のなぞ」で一緒に考えたり実験することにより、仲間の輪が広がることになれば、すばらしいことと思いま
す。
楽しく遊びながら、物を作ってみるのも一つの方法でしょう。子供のうちに自然と 親しんだり、身の回りの不思議な現象を経験し、考えることは直感的イメージを養う ためにとても大切なことです。そして、特に興味をもつものについて自ら問題を見つけて解決していけば将来、それはあなたのライフワークとなることもあるでしょう。
この企画で扱っている範囲は広く、小学生低学年から一般の方までを対象とした、 科学を楽しめる多数のブース、パネルが準備されています。科学の不思議を共有できるよい機会として下さい。
最近、「理数科離れ」が言われておりますが、小さい時から自然や身の回りの現象に関心をもち、親しむことが、自然科学に興味をもつことにつながることでしょう。今回の企画が少しでも「理数科離れ」を防ぐためのお役に立てば幸いです。
大学では、様々な研究が行われています。理学部での研究とは何でしょう。どんな研究が理学部で行われているのだろう、とうことは多くの人のもつ疑問だろうと思います。私達は、それを市民の皆様に知ってほしいと思っています。この企画では、理学部で行われている研究の一端を市民の皆様に伝えたいという私達の願望が込められています。
出展者を悩ます質問を出して下さい。それにより、みなさんの知的好奇心がみたされ、思いがけない発見があるかもしれません。この企画が私達と市民の皆様との楽しい「場」となることを期待しています。
この企画について、新聞社、商工会議所、企業、学会、教育委員会等から後援をいただきました。理学部同窓会からは資金援助をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
信州大学自然誌科学館「自然のなぞ」実行委員会
委員長 二 宮 晏 (信州大学理学部教授)